プリンキピア続編>陽電子−中性子仮説(同重体理論)>第二章 原子の放射壊変
β壊変 | |
中性子で構成される原子核はいろいろな安定状態や準安定状態が存在し,それぞれの体積や立体構造が異なるため,陽電子との結合能力が異なり,原子核の電荷数の多様性をもたらす。 いわゆる放射性核種は原子核の準安定状態であり,これが状態変更して安定状態になる過程は放射性壊変である。この過程に原子量が変化しないが,原子核の体積が変化するため,陽電子との結合能力が変わる。 ここで注目すべくことは,β壊変の過程に真空中の結合電子対が参加していること。結合電子対は陽電子と陰電子からなり,空間に充満している。結合電子対の陽電子が原子核にとらえると,陰電子がβ(-)線として放出される。 |
準安定状態にある原子核が安定状態へと状態変更する時に,核の体積が減少することによって,吸着する陽電子の能力が下がるため、陽電子があまり,その陽電子を直接に放射する壊変過程は「β(+)壊変」である。
|
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
準安定状態にある原子核が安定状態へ状態変更する時に,核の体積が減少することによって,陽電子があまり,その陽電子を直接に放射ずに,軌道電子と結合して,「結合電子対」になり,空間に消失した。結果として,核の陽電子数が減少する壊変過程は「軌道電子捕獲」である。
|
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
準安定状態にある原子核が安定状態へ状態変更する時に,核の体積が増加することによって,陽電子が不足する時に,原子核は空間にある「結合電子対」から陽電子を奪いとり,結果として,「結合電子対」の陰電子が外部に(弾き出される)放射される。この壊変過程は「β(-)壊変」である。
|
|||||||||||||||||||
|
当ホームページに関する最新情報をインターネットメールマガジンを通して,配信しています。興味のある方は,今すぐ登録して下さい。 | |