γ壊変

　中性子で構成される原子核が大きくなるにつれて、いろいろな状態（結合形式や立体構造）が存在すると考えられる。これら状態にエネルギー準位がそれぞれ異なり、原子核がある状態からエネルギー準位がより低い状態に変化するときに、剰余ネルぎーがγ線として放出される。

　γ壊変核種たとえばホットアトムなどの核種では、高エネルギー準位状態の核の割合が高いため、これらが基底状態（エネルギー準位がより低い状態）に壊変して、前後両状態のエネルギー準位の差がγ線として放射される。
　また、原子量の大きい核種では、いろいろな状態が混在し、これらの状態の間に壊変するため、γ壊変の多様性を生み出される。これらの状態のエネルギー準位が連続ではないため、放射されるγ線の不連続の原因である。

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