潮汐の真のメカニズム > 日本列島海岸の潮汐特徴

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考察
図506に示すように、当「延径効果理論」(注1)に基づいて、夏至点前後におかれる地球の環境では,外的引力の延径効果による地面の上昇区域(邱潮の干潮区域)は,北半球の正午海域と南半球の午夜海域にある。これに対し、冬至点前後では,外的引力の延径効果による地面の上昇区域(邱潮の干潮区域)は,北半球の午夜海域と南半球の正午海域にあることが推測できる。

そのため、上記の結果に示したように、日本列島の太平洋側の潮汐状況としては、夏至点前後(7月5日) におき、正午干潮が午夜干潮より77±7cm低く(つまり邱潮干潮が正午に現れる)、逆に、冬至点前後(1月9日)におき、正午干潮が午夜干潮より91±8cm高い(つまり邱潮干潮が午夜に現れる)現象を正確に解釈することができ、当理論の正確性と有効性が改めて確認されることになる。

また、夏至点新月におけるこれら邱潮の干満差が海域場所によらず一定である結果、同じく冬至点新月におけるこれら邱潮の干満差が海域場所によらず一定である結果から、邱潮の規模は沿岸部の地理環境による古典潮の時間的、そして規模的な変化などの影響がきわめて低く、外的引力が一帯に与える影響が均等だということが改めて示された。
図506 太陽邱潮説明図

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当論文は2000年11月15日付けで日本国文化庁にて第一公開年月日の登録を行いました。(登録番号 第17591号の1 )
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