潮汐の真のメカニズム > 第一章 日本沿海の潮汐変化と外的引力の変動との関連

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日本沿海の各特徴的な海域の新月グループの潮汐水位の年間変化
日本沿岸においてそれぞれの海域に置かれている海底構造や沿岸環境などの地理的な条件により、潮汐水位の変化特徴がさまざまとなっている。図8にそれぞれの代表的パターンを示す。

その結果、異なる海域では、潮汐の日間最大干満差の規模が150pから500pとの各々異なるが、同一の場所の新月グループにおいて、満潮の水位が日間変化も、年間変化もほとんどなかった。一方、上記のいずれの海域におき、日間最大干満差などの潮汐規模と関係なく、干潮水位は前に示した東京検潮所と一致した年間変化を持っていることが分かった。

つまり、太陽引力や月引力が地球座標に対する角度的な変化特徴に、満潮の水位は対応した変化がなかったのに対し、干潮水位の年間変化がそれを忠実に反映した。これはいかなる海底構造や沿岸環境など複雑な地理的な条件において、日間最大干満差の規模と関係なく共通している。

更に、ここでは示していなかったが、同じ方法で抽出した満月グループも上記の新月グループと同様な結果が得られた。

これらの結果は、従来の潮汐現象に対する常識に誤りがあることを指摘し、「地球上の潮汐現象は外的引力が海水に対して直接的な吸引によって引き起こされるものではない」ことが判明された。
図8 日本沿海の各特徴的な海域の新月の日の潮汐水位の年間変化パターン
図801 布良検潮所 図802 那覇検潮所
図803 枕崎検潮所 図804 佐世保検潮所
図805 三角検潮所 図806 三池検潮所

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当論文は2000年11月15日付けで日本国文化庁にて第一公開年月日の登録を行いました。(登録番号 第17591号の1 )
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