プリンキピア続編 > 月面クレーター形成の真のメカニズム > 第二章 月クレーター形成の真のメカニズム

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海底噴火からのヒント
先日,偶然の機会に海底噴火を目撃した。海面上に浮かぶさまざまの形の輪。温泉のように水蒸気が立ち上るものがあれば,同じ場所のごく近いところで数個の噴射口があって,より大きい輪を形成しているものもあった。
また,噴火の状態はさまざまで,短い時間に現れたり,消えたり,まるで花火のようなものがあれば,しばらくの間に同じ所に噴火しつづけるものもあった。噴火口の大きさは直径数十メートルだが,ここを中心とした環状波紋は数キロメートルへと続く。
この光景を見て,月面にあるさまざまなクレーターのこと思い出させた。マグマオーシャンの段階の月は、月面に覆われた溶岩の温度は数千度から数万度と推定され、高温低圧の環境下で多くの成分が気化する可能性も想像できる。これらの気体は海底噴火のようにマグマの下から噴出し,マグマオーシャンの海面を荒らすことも考えられる。

海底噴火(右図に示す)の現象から、ある程度月のマグマオーシャンに発生した海底噴火の様子をイメージすることができ,しいては,大型クレーターの形成を理解することもできる。

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当論文は2000年11月15日付けで日本国文化庁にて第一公開年月日の登録を行いました。(登録番号 第17591号の1 )
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