プリンキピア続編陽電子−中性子仮説(同重体理論)結論

  

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結  論

 当論文では、元素発見の歴史を振りかえながら,原子核のいろいろな物理的,化学的性質を総括することによって,これまでの原子核理論に重大なの誤りが存在すると見出し,そして,これを取って代わる新しい原子核理論,すなわち「原子核は陽電子と中性子から構成される。」、「元素の基本は原子番号ではなく,原子量である。」、「宇宙空間では陽電子と陰電子からなる結合電子対(空間子)により構成される。」、「原子の放射現象は宇宙線を含む放射環境によるものである。」、「原子の軌道電子の運動は原子核と結ぶ直線上での伸縮振動である」の五つの法則で構成される「陽電子−中性子説(同重体理論)」を提出した。
 下は、当「中性子−陽電子理論」と従来の「陽子−中性子理論」を比較したものである。

陽子−中性子理論 中性子−陽電子理論
電荷、核子の数量に関して 核の中では、陽子と中性子が約1対1であり、原子量が増えるにつれて、中性子数が陽子数の1.5倍になる。しかし、陽子数と中性子数の間に関連が見つかれず。 陽電子数と中性子数の相関関係は数式より求められる。
β壊変で原子番号が増加に伴い、原子核の体積が増加する観測結果。 説明できない。 当理論によれば、中性子のかたまりに吸着される陽電子の数が大きければ、原子核の立体構造が大きくなる。つまり、この観測結果は当理論の正当性に裏付けられる。
中性子は単独では非常に不安定であり、半減期10.6分でβ(−)壊変して、ほぼ100%陽子になる。逆に、陽子が壊変して中性子変わるのを観測できない。 説明できない。 陽電子の半径は中性子の半径の約2倍であり、陽電子の容積は中性子の体積の約3倍である。中性子が陽電子と結合して、水素核になることで安定になる。逆に、水素核が陽電子を放出して中性子になるのが不可能である。
原子量の増加に従って、正電荷に比べて、中性子の割合が増加する事実。 説明できない。 陽電子の半径は中性子の半径の約2倍であり、陽電子の容積は中性子の体積の約3倍である。よって、原子量の増加につれて、中性子の塊に吸着される陽電子の数の比例が下がる。
陽電子が核から放射されて、原子番号が一つ下がるというβ+壊変現象 陽子が陽電子を放出して中性子になる過程と解釈される。 中性子のかたまりの立体構造が変化して、吸着される陽電子の能力が下がるため、余った陽電子が放出される。
陰電子が核から放射されて、原子番号が一つ下増えるというβ−壊変現象 中性子が陰電子を放出して陽電子になる過程と解釈される。 中性子のかたまりの立体構造が変化して、吸着される陽電子の能力が増えるため、よそから陽電子を取り入れる過程である。
核が軌道電子一つを捕獲して、原子番号が一つ下がるという「軌道電子捕獲」現象 陽子が陰電子と結合して中性子になる過程と解釈される。 中性子のかたまりの立体構造が変化して、吸着される陽電子の能力が下がるため、余った陽電子が軌道電子と結合して結合電子対になる過程。
陽電子が陰電子と結合して、ガンマ線(消滅放射線という)を放出してともに消滅する「電子対消滅」現象 質量がエネルギーに変わる過程と解釈される。 空間に結合電子対(空間子)が充満する。陽電子が陰電子と結合して、消失したわけではなく、他の結合電子対(空間子)と区別できなくなったためである。
原子核の周辺になにもない空間が、ある一定のエネルギーを吸収して、正反対の方向へ陽電子と陰電子を発生させる「電子対生成」現象 エネルギーが質量に変わる過程と解釈される。 陰電子と陽電子が何もないところから発生させたではなく、空間に結合電子対(空間子)が充満する。結合電子対の振動が電磁波のエネルギーを吸収することによって激しくなり、やがて閾値を超え、結合電子対としての陰電子と陽電子はお互いに制約できなくなり、正反対の方向に飛び出した結果である。
核子の結合 斥力のある陽子同士や、中間子との間の結合は中間子などの接着因子の導入によって説明される。しかし、未だに原子核に中間子の発見に至らず。また、大きい核では中間子の数が数百以上になると予想できるが、原子量への影響は実験的に証明できない。 中性子同士では高い結合力を持つ。原子核は中性子同士が互いに集まるため安定である。よって、各核子は安定状態にある。また、陽電子では、融合した状態で存在するため、斥力が存在しない。
α粒子の安定性 説明できない。 2個の陽電子の容積が中性子体積6倍であるため、4個の中性子と2個の陽電子より構成されたα粒子は安定である。
同位体 陽子が一定であり、不確定の中性子の存在により生ずる。 中性子の立体構造により、吸着する陽電子の数が違うより生ずる。
核内核子の存在状態 β壊変を説明するのに、陽子と中性子の間に互いに変換できると結論しなければならない。しかし、どの核子が変換されるかは不明である。壊変後に核の電荷の変化があるのか。また、核が大きくなるにつれて、陽子の割合が40%しかなく、陽子が核内で均一的に分布するか偏って分布するか。核内の陽子と中性子の存在状態や謎に包まれる。 核は中性子のかたまりで構成されるため、分布が均一である。陽電子は融合状態で存在するため、陽電荷の分布も均一である。β壊変は原子核の立体構造の変化により、吸着する陽電子の数を調節し、陽電子数を調節することによって起きる。よって、β壊変の前後に原子量の変化が起きない。原子核中の質量分布と電荷分布の変化が起きない。
中性子と陽子の性質 中性子と陽子とは別のものだと一般的に理解している。しかし、両者がお互いに変身できるとなると、二種の粒子では何が同じで、どこが違う、そして、原子核の中に入り混ざった時にどのようにして自分が「中性子である」、あるいは「陽子である」と識別されるのかは最大な疑問点であろう。
科学的 魔法の数などを導入して、非科学的である。
43-Tcと63-Pmの安定同位体が存在しない原因 説明できない。 43-Tcと61-Pmの安定同位体が存在しない原因は、地球上のいずれの原子核の立体構造でも43あるいは61個の陽電子を吸着することにならないためである。
核力 核力とは離れた粒子の間では現われないものの、粒子同士が非常に接近すると急に現われるようになるものである。言い換えれば,核力は核子とそのすぐとなりの核子との間には存在するが,となりのとなりの粒子では核力がなく,陽子同士の場合ではむしろ斥力が主導である。一方,隣接の核子間の核力が非常に高く,陽子同士のクーロン力による極めて高い斥力(粒子間距離の二乗に反比例する)を上回って、陽子同士を同じ原子核に束縛することさえできる。
トンネル効果 説明できない トンネルは実在せず、中性粒子同士なら、何の障碍もなく、自由に核を出入りできるのが原因である。
核崩壊の観測では、核内の核子は皆同等の状態である。そして、崩壊前に液滴効果が現れる。 説明できない 当理論の正当性に裏付けられる。

 当「陽電子−中性子説(同重体理論)」は原子核の放射性現象を始めとするあらゆる問題点の解明ができ,画期的な理論として期待されている。

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この論文は2001年9月14日付けで文化庁にて第一公開年月日の登録を行いました。(登録番号は 第18418号の1)
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