プリンキピア続編>陽電子−中性子仮説(同重体理論)>序章 問題点の導入
「陽子ー中性子説」のミステリー
呪われた科学に魔法の登場
十九世紀に入ってから科学は束縛から解放され、自由の雰囲気の中で、科学はあっと驚かされるような発展を遂げ、人々のそれまでの固定観念や価値観みたいのものが根底からひっくり返され、吹き飛ばされるようになった。その結果、科学の夜明けを迎えることができ、化学、物理、天文学、および原子核物理学などの分野におき、これまでにない猛スピードで発展された。
日々に更新された常識、様々な突破点が人々に興奮と感動を与えながら不安も与え始めた。羅列された様々な新旧理論の前に人々は科学の複雑さに戸惑いはじめ、戦々恐々となり、疑心暗鬼の心理へと変わるようになった。どれを信じればいいのか分からない。かつてのような感覚的な推測にはもう簡単には耳を貸さなくなり、そして、もっぱら答えを計算や数式に求めるようになった。いや、むしろ、計算や数式によって、基礎づけられたものしか信用しなくなった。
人々は計算により得た自分たちの理論で現象を解明し始め、そして、それが解明できなくなったときに、ご自分たちの理論に疑いを持つことなく、積極的に問題解決をしようとせずに、逆に科学の限界を強調し、超科学の存在を主張し始めるようになった。つまり、彼らは科学では必ずしもすべての現象を解明できないと決めつけたわけである。
人々は様々な不思議、不可解の現象の前に、かつて、コペルニクス、ガリレイ、ニュートンのように命をかけて直面して、真理を追究せずに、不確定、相対性、両面性、多様性など様々な言葉を使い始め、巧妙化した表現により、科学の限界を強調するようになった。そして、科学には決してふさわしくない「魔法」という言葉もとうとう科学の殿堂にご登場となった。
「陽子−中性子」理論に2, 8, 20, 50, 82, 126と言う「魔法の数字」があると提唱し、「原子核に陽子数或いは中性子数の数が2, 8, 20, 50, 82と言う数をとるときに、および中性子数が126の時にその前後の数からなる原子に比べて、原子核反応が異なり、原子核が遙かに安定であるが、両方とも「魔法の数字」であるSn-132の場合では、逆に不安定である。」云々して、原子核の安定か否かを魔法に委ねて、科学を切り捨てた。許し難い。
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