2009年09月21日 焼岳 北峰(Mt.YAKEDAKE North peak 2444.3m) 


行動記録(登山)

登山コース
(新中の湯ルート)
7:12 旧安房峠10号カーブ(新中の湯登山口手前) -> 8:04 下掘沢出合 -> 8:54 中尾峠出合(休憩10分) -> 9:09 焼岳 北峰山頂着

下山コース
(新中の湯ルート)
9:19 焼岳 北峰山頂発 -> 9:22 中尾峠出合 -> 9:55 下掘沢出合 -> 10:50 旧安房峠10号カーブ(新中の湯登山口手前)

総往復移動距離
8.5km

行動時間(休憩を含む)
3時間38分

マップトレース


日帰り温泉
波田町 竜島温泉 「せせらぎの湯」 大人1人 500円

コメント
シルバーウィーク初日は木曽御岳山に行って来た。ならば同じ火山の焼岳にも行こうと思った。

焼岳は乗鞍岳BCスキーの際、朝日岳山頂からいつも眺めていた。
この写真は2009年5月9日に朝日岳(乗鞍)から北アルプス剱岳方面を撮影したもの(黄砂で霞んでいる)

乗鞍岳に比べて500m程低いが、美味しそうなカールが見えた。
焼岳は実際に滑っている方も多く、穂高上高地エリアでも有名らしい。
さて、あそこはどうなっているのだろうか?
気分も乗ってきた所で出発だ。

早朝4時に出発するつもりだったが・・・2度寝してしまい、4時45分に自宅を出た。(T-T)
夏場の乗鞍高原なら5時に出発すれば観光センターには7時に到着するが、登山口となる中の湯温泉までは少々距離がある。
途中にある沢渡バスターミナル駐車場付近で大渋滞になるのは予想できたので、少し焦っていた。
国道254に入り、三才山トンネル、松本トンネルを抜け梓川沿いに走る事2時間。
懸念されていた沢渡駐車場付近の渋滞は見られず、何とか7時には旧安房峠に入る。
今回は新中の湯温泉ルートにて登る予定だったが・・・登山口にある駐車エリアはすでに満車・・・(--;
途中の10号カーブまで路駐している始末・・・。
来るのが遅かったと後悔するも10号カーブになんとか停められるスペースがあり、縦列駐車に成功する。(^^b
(誘導して頂いた方々に感謝 m( _ _ )m )
急いで準備を済ませ登山口を目指した。

登山口には入山届のポストは無い。
事前に長野県警察山岳遭難救助隊ホームページよりメールで入山届けを送信しておく。

すでに30名程が入山しており、自分はその最後尾から追いかける事になった。
登山道は旧安房峠から離れていくにつれて斜度を増してくる。
地形図を見るとわかる通り、尾根伝いに走る峠道そのまま。
時にはこんな岩場も・・・

一応ロープは張られている。
景色も回りは森林地帯だから全然見通しはゼロ。

それでも下掘沢出合付近になると平坦になり、焼岳の全容が見えた。

おお。噴煙が上がっている。(^^)
出合いには休憩するスペースもあり、10名程の登山客が焼岳をバックに写真撮影を行っていた。

自分はそのまま先へと進む。
正直、ここ毎週の様に山登りしているためかそんなに疲れた感じがしない。
ゆっくり行くもんだと思うが、山頂を見るとどうもテンションが上がってしまう。(^^;
(性格が子供なんだろうな〜)
出合い口を過ぎると北峰と南峰のコルに向って急斜面が始める。
階段はあるけど、一部が破損していたりと中々手ごわい。
そんな中、カールを見つめると・・・

感動ものだ。(T_T) 是非滑りたい。
この下掘沢、地形図では大正池の末端につながっているが、大正池左側にある林道からよじ登るのが一般的らしい。
夏道と冬道は違う事になる。
梓川まで滑走して冷たい氷の下にドボンはゴメンだ。(--;
要事前調査だ。

さて、妄想にふけりつつコルに到着。

標識発見。
なんか眼鏡がぶら下がっている・・・。
しかも文字が読めない・・・。(T_T)
この段階でどっちが北峰か南峰か分からない(^^;

直ぐ目の前には火山湖がある。


右手には轟音と共に水蒸気を上げる火口

それ以外にも小さな穴から湯気が立ち上っている・・・。
木曽御岳山より楽しいかも。(^^)

他の登山客はこの湯気が立つ峰に向っている。
南峰は入山禁止となっているが、火山警報という意味で登れないんじゃないのかな・・・
とりあえず、この湯気の立つ峰に向うが足場が悪く、軽い砂道で滑りやすい。
ここでストックをたたむ。


数分で焼岳小屋に続くコルにたどり着く。

この先のピークに登る。

乗鞍岳を見上げる。一番高いピークが主峰剣ヶ峰。
こうやって見ると乗鞍岳もでかい山だと思い知らされる。

このピークにはちょっとしたスペースがあり、ここでウィダーインゼリーを食しながら地図を広げてみる。
この時点でここが北峰頂上でない事が判明。(がっかりだなぁ・・・
後ろを振り返ると、湯気がモクモクと吹き上げるピークにむかって皆がよじ登っていく姿が見える。
それが北峰だった。


さっそくよじ登る。
5分後。山頂に到着。

あ〜着いた着いた。(^^;

頂上から眺め


乗鞍岳

岐阜県側の雲海

上高地

笹ヶ岳方面

槍ヶ岳、奥穂高方面

焼岳南峰

後で判明した事だが焼岳南峰は崩落による滑落事故を懸念して入山禁止としているとの事。
残念だけど仕方がない。

さて、眺めも満喫した所で下山する。
北峰と南峰コル手前でカールを見下ろす。

見事なカールでした。(^^)

下山ルートは登りと同じコースで。
9.5合目付近で、登る途中で追い越してきた方々と出会う。
「も〜行って来たのか?若いなぁ〜」とか色々と言われる。(^^;
ツアーの方々も登ってきた。ガイドさんと会話を楽しんだ後、意気揚々と下る。

時間はまだ9時台だか山頂付近は人手のピークを迎えつつあった。
100名位は集結するだろうか?
さすがに100名山。

1時間30分程で無事登山道入り口に到着。
入り口に戻って車の量にびっくり所狭しと停められている上にバスまで停まっている。
もう少し来るのが遅かったら停められなかったな・・・。

荷物をまとめ、本日の日帰り風呂を探すため158号線を下るが・・・道路状況はすごい事になっていた。
岐阜高山方面に向って沢渡バスターミナルから永延と渋滞していた。幸い帰路の松本方面は流れていた。
9割は県外ナンバー。
これはたまらんという事でひたすら下る。
道の駅「風穴の里」も大渋滞・・・。とてもじゃないけど駐車も出来ない。
結局、いつもの竜島温泉「せせらぎの湯」に入る事にした。

この時期は早出早帰が一番。
158号線って途中でUターン出きる所が殆ど無い道。
無事に上高地にたどり着けたのでしょうか?