2009年09月19日 木曽御嶽山(Mt.KISO_ONTAKESAN 3067m) 


行動記録(登山)

登山コース
(王滝口登山道)
8:16 田の原鳥居 -> 8:44 7.5合目 金剛童子 -> 9:11 9合目 中央不動 -> 9:36 王滝頂上山荘 -> 9:57  剣ヶ峰 山頂着

下山コース
(王滝口登山道)
10:10 剣ヶ峰 山頂発 -> 10:25 王滝頂上山荘 -> 10:38 9合目 中央不動 -> 11:13 7.5合目 金剛童子 -> 11:41 7合目一の鳥居

総往復移動距離
7.6km

行動時間(休憩を含む)
3時間25分

マップトレース


日帰り温泉
王滝村 「うしげの湯」 大人一人 600円

コメント
木曽御嶽山。この山もまた山スキーが盛んな山だ。
乗鞍岳山頂からも一番近く、いつかは行って見ようと思っていた。

登山コースはいくつかあり、その中で一番ポピュラーな王滝口コースを行くことにした。
朝4時に自宅を出発する予定だったが、2度寝してしまい5時に出発する事になってしまった。(ー_ー;

コンビニで朝食のパン仕入れ、頬張りながら運転すること3時間程で御嶽スキー場(おんたけ2240)最上部にある田の原山荘前に到着する。
長かった・・・。山スキーに来る時は車中泊だな。
王滝村に入ると間もなく路肩に石塔や石碑が多く点在する事に気が付く。
しかも規模が大きい。ちょっとした恐山みたいな感じだ。ただ不気味と言う感じはなく、神社の一部というか・・・何か神聖な雰囲気を感じた。
木曽御嶽山は富士山、立山等に続く山岳信仰が盛んな山だ。なんでも御嶽教なる神道があり、時々行者さんが山頂目指して登るそうだ。

さて、遅れながら8時に田の原駐車場に到着。
駐車場にはすでに40台以上の車とツアー客を乗せたバスが数台来ていた。
早々に準備を済ませ、登山口がある鳥居に向う。
しかし、入り口にあるはずの入山届ポストが無い!
募金箱はあるのだが・・・、近くにある御嶽観光センター1階のお土産屋に行って聞いてみると、2回の宿泊受付の所に小さいポストがあると言う。
2階に駆け上がり、受け付けにあるポストを見つけ投函する。
受付にいたセンター関係者が「登山道入り口にもあるよ」と教えてくれたのだが・・・結局どこにあるか分からず。
見つけたのは募金箱と緊急退避用コース案内図が置かれた箱だけだった。
目に付く所に置いて欲しい・・・(--;


そんな感じで、入山が10分ほど遅れてしまい、ツアー客ご一行(高校生もしくは大学生の団体?)に先をこされるが、あかっぱげ坂までには追い抜く事に成功する。
やがて森林地帯を抜けガレ場に入り、いよいよ本格的な上り坂となる。

8合目の金剛童子像を通過する。
立派な仏像だ。^^


9合目には中央不動がある。
地点地点ごとに必ず仏像が置かれている。
改めて霊山である事を認識させられる。

頂上山荘手前でガイド標識を見つける。

頂上目前でこれを見てもなんか中途半端だなぁ〜って思う。


もう少しで頂上山荘だ^^


10分後。無事頂上山荘の御岳神社境内に入る。
山荘にはすでに数十名の登山客がくつろいでいた。

ここで、「あ〜着いた着いた・・・」と思っていたら、まだここは山頂ではなかった。(おぃ
神社を抜けると外輪を一望できる、その目の前に一際高い山がある。あれが剣ヶ峰だ!


火口付近は風は強く、肌寒く感じたので、ここでもう1枚アウターを着込む。
でもその手前にソフトクリームの様な怪しげなモニュメントがあり、非常に気になる。(^^;


近くまで行って撮影するが見事な逆光 (ダメダメ
後で調べたら、これは八丁ダルミというモニュメントだった。
球体の部分に何か経文みたいな言葉がずら〜〜っと書かれているが、無理に読むと頭が痛くなりそうなのでやめた(^^;


八丁ダルミのすぐ脇には大層な祭壇が置かれていた。
私のような煩悩人間が来て良いのだろうか・・・。

そして、剣ヶ峰山頂に到着。

山頂には、これまた立派な境内がある。頂上碑はそのすぐ北側にある。
頂上碑の先には乗鞍岳が見える。

頂上から眺め


二ノ池方面(日本最高所の高山湖)

中央アルプス(木曽駒ケ岳、空木岳方面)

美ヶ原方面(雲海で見えない)

愛知県側(見事な秋晴れ)

この日は太平洋側に台風14号が伊豆諸島に来ていたため、多少雲の多い天気となった。快晴とまで行かなかったが3000mの展望は気持ちが良かった。

ウィダーインゼリーを食した後、お参りを済ませ下山する。
八丁ダルミの付近でジェットエンジンの「ゴー」という音が聞こえた。
振り返ると、剣ヶ峰の斜面から硫黄の匂いと共に水蒸気が湧き出している。

活火山だという事を実感する。

御岳神社に戻った時、登山中に追い抜いて来た学生集団や登山客が来ていた。無事に来れた様だが、好機のまなざしでジロジロ見られる(^^;
標準登山時間は3時間に対して1時間40分で登ってきたんだから色々と見られても仕方がない(^^;
まぁ気にしてません。

頂上山荘から少し下り、斜面を見る。

結構良い斜面じゃないですか。(^^)

下りながらスキールートを確認する。

スキーシーズンが楽しみだ。(^^)


9合目付近で、足跡を見つける。
作業者なのか?コンクリ固まらない内に踏んでしまったようだ。
よくこの急斜面の岩場を重たいコンクリートで固めたもんだと思う。
整備された方々の努力に感謝します。m( _ _ )m

あかっぱげ坂を過ぎると平坦な道に戻る。あとは駐車場までのゆるい下りとなる。
ここで、一人の登山家(40代かな?)から声をかけられた。
たしか頂上山荘ですれ違ったような・・・。
私を見るなり驚いた顔で、

「かなり山慣れした方をお見受けしましたが、普段から高い山に登られているんですか?」

この方、なんでも今年から登山を始めて、3000m級は御嶽山が初めてとの事。
私も登山始めたのは2年目だから、偉そうな事は言えないけど、色々とアドバイスを求められたので分かる範囲で答えました。
例えば・・・
@出来るだけ早い時間(早朝)から登る事
 (登山中のトラブルにも対応できる時間を作っておく)
A出来るだけ毎日、ジョギング等のトレーニングを行う事
 (1日30分程度の軽いジョギングでOK)
B行動計画をしっかり立てる事
 (入山届に行動計画を記入)
C計画通り進められる様、常に情報収集に努める事
 (天気、登山道、交通情報など)
D登山道ですれ違った方々と挨拶を交わす事
 (遭難した時のために自分の顔を周りに覚えて頂く)
などなど・・・
私自身も登山についてまだまだ勉強する事がある。
山に対して常に謙虚で行きたいと思った。

さて、山スキーに来るとすれば何時頃が良いだろうか?(^^;
3月ごろまではカリカリのアイスバーンになっていそうな気がする・・・。
山スキーMLの過去ログを調べてみよう。