2009年09月05日 木曽駒ケ岳(Mt.KISOKOMAGATAKE 2956m) 


行動記録(登山)

登山コース
10:00 駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅発 -> 10:30 乗越浄土 -> 10:40 中岳山頂 -> 11:00 木曽駒ヶ根岳山頂着

下山コース
11:18 木曽駒ケ岳山頂 -> 11:24 中岳の巻き道 -> 11:42 乗越浄土 -> 12:06 駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅

総往復移動距離
4.5km

行動時間(休憩を含む)
2時間6分

日帰温泉
早太郎温泉郷 「露天こぶしの湯」(大人1名 600円)

マップトレース


コメント
長野県 宮田村にある千畳敷カールは乗鞍同様山岳スキーのメッカでもある。
実は5月のGW中に1回は行こうと思っていたのだが、乗鞍にはまってしまい結局は行かれなかった。
何を思ったのか、ふと行ってみたくなった。(^^;

家族に「千畳敷に行く」と伝えた所、では久しぶりに家族旅行で行こうという事になった。
山登りではなく千畳敷のお花畑を周回したいとの事、自分はその間に木曽駒へ登山。(^^;
単独ならバス始発時刻に間に合わせる為、朝4時には出発する予定だったが、慌てなくても良いじゃんという流れに押され、結局出発したのは6時30分だった。
上信越自動車道の上田菅平ICから乗り込み、更埴JCTより長野自動車道、岡谷JCTより中央自動車道に入り、駒ヶ根ICに降りたのは9時。
そこから管の台バスターミナルに向うが、ICに一番近い駐車場はすでに満車状態。
係員の指示に従い、上流域にある黒川平にある駐車場に向う。
ちょっと遠くなってしまったが、何とか無事に駐車できた。
駒ヶ根に限った事じゃないけど、山岳観光の人気ぶりには驚かされる。

黒川平にてバスとロープウェイ往復通しチケットを購入。
(駐車料金400円、ロープウェイ2200円、バス代1600円)
「文明の力」に頼ると代償も大きい。

黒川平にてバスを待つこと数分。
タイミングよくバスが到着。
バスに揺られること20分・・・しらび平駅に到着。
そのままロープウェイ乗場へ進み、千畳敷駅へ・・・。
スキー場のゴンドラは良く乗ったが、一番大きなもので野沢温泉スキー場のゴンドラで、それ以上大きいゴンドラ(とは言わないか?)は初めてだった。
さすがに秒速7mは早かった。^^ と言うか速過ぎ・・・。
徒歩で登れば2時間以上掛かるであろう道のりを10分足らずで到着。^^b
もうそこは2600mのカール帯。目の前に宝剣岳が見える。
もの凄く近く感じる。駅から山頂までの直線距離も600m程だが山歩きとなると1時間は必要。
何よりより驚くのはその斜面。かつての氷河の跡とは言え、目の前で見るそのスケールは圧巻・・・。
まぁ感動はその辺にしておいて、今後の予定を家族と相談。遊歩道を巡回してもらい、戻ってくるまでの間、ホテルの喫茶ラウンジで珈琲でも飲んでくつろいでもらう事で決定。
早速入山届けを提出し、出発する。

時間では2時間程と見積もっている。
この日は快晴だったが、山岳の天気はいつどこでどう変わるかわからない。
早ければ1時間30分程度で山頂につけると思う。

乗越浄土を見上げる・・・

コルに向って大勢の登山客が列をなしている。
ここが一番の難所で、登り上げるだけでも時間がかかる。
普段から高所登山に慣れていない方は周りに流されず、自分のペースを崩さずゆっくり確実に登る事。
高山病になったら洒落にならない。

大勢の登山客を通り越し、コルに登り上げる。

駅から見上げると近いと思うが、コルから見下ろすと遠い感じがする。
(直線距離にして700m程)


募金箱とよく読めない標識があるが、そのまま中岳へ進む。
途中には宝剣山荘と天狗荘の2つの山小屋がある。
さらにこの先には駒ケ岳頂上山荘もある。
これだけの山荘が集中しているのは初めて見た。
多いか少ないか判断できないが、登山客の数を見れば妥当なのかな?

目の前には中岳が見える。
10分後・・・中岳山頂に到着。

山というよりも丘って感じ・・・。山頂には小さな祠がある。

中岳頂上より駒ヶ根市を見下ろす。

雲で見通しはよくない。前日の夜、雨が降ったためか時々霧が麓から舞い上がって来る。


中岳山頂から木曽駒ケ岳を見る・・・。
う〜ん。丘みたいだ^^
でもその下はがけっぷちだ^^;

中岳と木曽駒ケ岳のコルに下りる。

分岐点がある。中岳を迂回するルートと頂上山荘が直ぐ右手にある。

中岳から15分後、無事木曽駒ケ岳に到着。

晴れているから言えるが、乗越浄土からの縦走は簡単だった。
しかし、稜線から外れるとそこは急斜面(崖)が広がり、滑落する危険箇所が広がる・・・
ホワイトアウトには十分注意したい。

山頂には祠が3つもある。

賑やかだ^^

しかし、湧き上がる雲で景色の展望がイマイチよくない。
空気は澄んでいて気持ちは良いのだが・・・

山頂からの眺め(写真コメント違っていたらごめんなさい)


乗鞍岳方面

上松町?

御嶽山方面

伊那市?


お参りを済ませた所で大勢の登山客が次々と登ってくる。


さて、撤収しよう。
帰路は中岳を迂回する巻き道を行く。
木曽駒ケ岳山頂から中岳と宝剣岳を見下ろす。

中央アルプスの特徴でもあるが、山頂付近はの緩やかな斜面だが、麓方面はガレ場と急傾斜となっている。
中岳の巻き道はそんな急斜面をトラバースするコースとなる。
ホワイトアウト時には無理に行くのは危険だ。


巻き道の中盤で撮影。滑川が見える。
目の前から下が見えない位の斜面。崖と言った方が早い・・・。
このすぐ先(宝剣岳方面)は岩場になり、ゆっくり写真を撮影している時間はなかった。
鎖やロープもない岩場。慎重に進む。ここで足を滑らすと間違いなしに谷底だ。(恐々


巻き道を過ぎると目の前に天狗荘が見える。
山荘だらけだなぁ^^;

宝剣岳に登ろうかと思ったが・・・如何せん他の登山客で大賑わい・・・。

今回はパス。午前中に登ればよかった・・・。

乗越浄土よりホテルを見下ろすと、日暮の滝からどんどん雲が湧き上がってくる。

なんとも幻想的な光景。雲の動きを見ているだけでも飽きない。
散策道も大勢の登山、観光客で賑わっていた。

下山開始から40分ちょいで駅に到着。
そこで家族と合流し、ホテル千畳敷にてお昼を頂く。
さて、次に来る時は木曽駒ケ岳まで山スキーだな^^

帰りのバスにて。
黒川平手前で2頭のカモシカがバスの前を横断した。
運転手さんの気遣いでしばらくカモシカを見る事に。

いや〜、カモシカは初めてみた。^^
親子だろう・・・5分ほどこちらの様子を伺ったあと、ゆっくりの森の中に消えていった・・・。